51. 映画上映『選挙が生まれる』&パネルディスカッション~野党共闘を科学的に考える集いin群馬~共催:日本科学者会議群馬支部(JSAG) +ぐんま市民連合「へいわの風」
日本科学者会議群馬支部は、3月25日、先の参議院選挙ではじめて野党共闘を実現したぐんま市民連合「へいわの風」と共催し、映画の上映とパネルディスカッションを開催しました。『毎日新聞』が大きく報道してくれました。
群馬県と長野県の野党共闘のドキュメンタリー映画を製作した湯本雅典監督を招き、群馬大・高崎経済大の法学者や経営学者、前橋協立病院産婦人科医師、の4名のパネラーで、野党共闘の意義について討論しました。
会場の参加者は52名でしたが、フロアからも10数名がマイクを持ち、また、会場で『日本の科学者』の定期読者も2名増えました。
「わずか3割台の得票率で、議席を6割台も独占する現在の小選挙区制度は深刻な問題点がある」、「野党共闘は市民にとってわかりやすい選挙となるのでとてもいい」、「野党共闘への悪質な批判のツィートが多く見られたが、こんな動向にどう対応するべきか」、「正確なデータと情報を主権者にもっともっと知らせていこう」、「選挙の時だけ投票に行く主権者でなく、日常的に国政と議員活動をチェックしよう」、「投票率を上げよう」、「日本科学者会議の専門性をもっと発揮してほしい」、「民主主義を定着させ、個人個人がもっと輝き、諦めないで発言できる社会を実現しよう」、「防衛費と社会保障の予算配分に注目しよう」、などなど。
そのあとの懇親会には12名が参加しました。市民連合「へいわの風」からは、知識人と市民との間の距離をもっと身近なものにしていきたい、日本科学者会議の専門家たちの力に期待し、今後も協力していただきたい、との熱い思いが語られました。
夜の帳が下り、帰途につきました。